配車職の仕事内容と向いている人は?

2021-08-15

こんにちは管理人(@vip___p)です。

運送業界で配車職もしくは配車マンって呼ばれる職種を知っていますか?

業界では配車マンと呼ばれているほ方あ多いと思います。

運送業界に従事していないと

正直あまり聞いたことがなく、馴染みもないはずです。

あまり知られていない配車職ですが、実はとても重要な職種なんです。

乗務員からはクソみたいな配車を組んだら当然怒られ嫌われますが。笑

Right Caption

管理人

なので今回はこの配車職の仕事内容とどのような人がこの仕事に向いているかについて触れます。

また給与面や苦労する点などについても運送業界の経験踏まえてまとめているので是非ご覧下さい。

配車職が激務な理由と人手不足な理由を考えてみました。こちらも興味がある方は合わせてお読みください。

運送業の配車職・配車マンが激務と呼ばれる原因

運送業は人手不足 その原因は?

配車職と仕事内容について

配車職

配車職は別名配車マンなどとも呼ばれています。

基本的に電話での業務が多いです。

トラックの荷物の取引空車情報自社車両の配車などを扱う重要な仕事です。

荷物の詳しい情報を乗務員に伝えたり、

積み下ろし先の注意点や道路状況の説明を電話対応で行います。

また配車管理表を利用し、自社や専属車両(お借りしている車)の運行内容の確認など様々な業務をこなす必要があります。

より詳しく配車職の仕事内容について詳しくまとめています。

順に確認していきましょう。

仕事内容

どのような仕事内容なのかを細かく分けました。

初心者の方からすれば、参考になるはずです。

私も復習がてらに丁寧に書いていきます。

配車

そもそも配車とは何なのでしょうか?

配車業務とはトラックに荷物を付けるといいましたが、もう少し具体的に確認していきましょう。

簡単に言えばトラックの積み荷を探して運行させることです。

具体的な内容を今から書いていきます。

もし仮に、運行するトラックの駐車場が大阪にあるとします。

会社の大阪付近から荷物を積み、

荷物を下ろす場所は東京と言った片道切符が多いです。

Right Caption

サラリーマン

なるほど。東京からの帰りの便はどうするねん!

当然のつっこみですね。

東京で空車になるので、

東京周辺からの積み込む荷物が必要になります。

Right Caption

サラリーマン

あ、東京からの仕事を探すのが私の仕事か。。。探し方は?

探し方は取引会社に電話をして探します。

「なら楽勝!」と思った方。これが意外と大変。

東京なら良いですが東北とかだったら荷物がないから探すのが大変なんです。

もしも、東京で荷物が空になっているのに積み込む荷物が静岡となると燃料費がかさみます。

これを空車距離と呼びます。

荷物を取りに行くまでは、ドライバーはタダ働きなので時間ももったいないです。

この空車距離近ければ近いほど良いのですが、最悪でも50〜60キロ圏内には抑えたいですね。

もし仮にこれが続けば、

運転手又は運転手の会社からクレームが来ますし乗務員の方から嫌われます。

乗務員に嫌われるとお互い大変ですので注意してください。

また自分から電話するだけではありません。

Right Caption

同業他社

車が1台荷物を取れてないけど何か良い荷物はありません?

このような問い合わせが同業他社から連絡があります。

この荷物を探すのも配車の仕事です。

自分のことばかりでなく同業他社の荷物を探さないと信頼関係が構築できません。

時期により荷物の量がかさむことや、空車情報が増えたりするので注意が必要です。

最初は、難しくて想像しにくいかもしれません。

良い例としては、夏場には飲料が多くなります。

冬場にはカイロ・お歳暮などの出荷が多くなります。

これならイメージしやすいですね!

四季折々の物の出荷物があります。

慣れていけば楽しみながらできる仕事になるのでお勧めです。

運送業界に限った話ではないですが

変な人も多いので注意が必要ですが。

電話誘導

電話誘導を紹介します。

  • 荷物の取り扱い注意点
  • 積み下ろし場所の注意点
  • 入場ルート説明
  • 道路状況の説明
  • 乗務員の状況把握など。

基本電話対応の業務になるので

コミュニケーション能力が必要になってきます。

これをできないと

顧客や乗務員とのトラブルの原因になってしまいます。

トラックに積んでいる荷物が崩れた場合、乗務員に話を聞かないといけません。

正確にどこで・なにが・いつ・どのような理由で・いくつ(数量)

破損があったかを正確に知る必要があります。

適当にやっているとトラブルが余計にこじれてしまうことがあるので要所を抑えておきましょう。

この知り得た内容で状況が変化します。

例えば積み込みの際、

破損がある場合はリフトマンに確認さしてもらったのか、

また破損の場合は製品の写真を撮ったのかが重要になってきます。

1日中電話対応をしているとかなり大変になります。

配車職で病む人が多いのはこのせいですかね。。。

※電話対応をしてコミュニケーションを取っていたことは転職活動を行う上で、有利に働いたと思います。

荷物の取引

先ほど軽く触れましたが、主に電話で行います。

翌日の荷物の手配定期便の管理など

その都度状況に応じて荷物の取引を行います。

重要な点はトラックの空車距離を少なくする為、

荷物の場所行き先などが重要になってきます。

例えば翌日、

神戸で空車になるので次は大阪など距離が

近いことが好ましいですよね。

空車距離が多いほど燃料の使用が多くなり燃料費がかさんでしまいます。

また積み込みの時間などを注意しましょう。

積み込み指定時間に到着できない場合や

夕方の積み込みの場合などもあるので注意が必要です。

例えば積み込み時間に到着できない理由としては、こんな感じが多いです。

  • 前日の荷物で待機時間がかさみ運行管理上到着できない。
  • 事故渋滞にはまっていることなどがあります。
  • 積み込み時間が午前中だった場合
  • 空車距離が長いことが原因で到達できない

このように様々な要因があります。

トラブル対応

これはイメージしやすいですね。

卸先に指定の時間に到着できない場合当然トラブルになります。

最悪の場合に積み下ろしが対応にできないことになるので注意しましょう。(これは運行を組みなおす必要があるので大変)

また繁忙期などは待機時間が長くなります。

夏場などは飲料の出荷が多くなり倉庫がパンクするなどです。

その時倉庫がパンクをして待機車両など増え、待機時間が増えます。

長い場合だと12時間の待機など。

そうなってくると運行管理上問題があります。

その際、発生するのが待機料金高速料金です。

当然交渉が必要になってきます。

バラ積みの荷物などは

荷物のやりとりの際、丁寧に説明をしておかないとトラブルの原因になります。

バラ荷物は面倒なので運転手にかなり嫌われます。

8割くらい。

運行指示書作成

荷物の取引が終わると運行指示書を作成してFAXで送信します。

簡単なPC操作が必要になります。

すでにフォーマットがあると思うのでその用紙に必要箇所を記載するだけです。

自身の配車台数により指示書や作成書類の量は当然変化します。

配車表作成

車両の運行内容をまとめます。

とても重要な仕事です。

各車両ごとにどのような運行しているのか把握するために用います。

この配車表にミスがあれば大きなトラブルにつながります。

初めの頃何度かミスをしてしまい、とんでもない目に会いました。

場合によっては混載で荷物を運ぶことなどあります。

(別の荷物同士を一緒にして運ぶ)

一般車両・専属車両

一般車両と専属車両の違いを解説します。

専属車両などはあまり聞いたことがないかもしれません。

呼び方は会社により変わります内容は同じです。

自社車両

会社が保有している車両ですね。

名前の通り自社の車両です。

これは想像しやすいですね。

一般車両

自社車両と協力会社以外の一般の車両の事を呼ぶことが多いです。

電話対応の際はこの一般車両なども誘導します。

他社に荷物を提供した際に電話誘導を行う車両のことを指します。

専属車両

他社から契約している車両が専属車両です。

無理をお願いすることもあるので普段からコミュニケーションが必要になります。

また乗務員ごどの特徴を抑える必要がありどのような運行が好みなのかを把握する必要があります。

自社車両のような感覚ですが、所有しているわけではなく契約している車両です。

配車職に向いている人

どのようなひとが配車職に向いているのかをまとめています。

配車職に興味を持っている方は是非ご覧下さい。

タイムスケジュール

時間管理をする必要があります。

乗務員の時間の確認や荷物の確認をする必要があり

何百台も扱うので重要な車だけ抑えておく必要があります。

事前にトラブルが起こりそうな車両を想定しておくとかも必要。

時間管理を徹底できる方は非常にお勧めです。

コミュニケーション能力の高い人

1番重要です。

荷物・発着場所などの詳細を確認する必要があります。

また乗務員にはバラ荷物をお願いするときや

定期便以外を走ってもらう場合があるのでコミュニケーションは必須となります。

普段の運行上の不満などを確認し改善する必要もあります。

まとめ

matome

配車職についてまとめました。

わかりやすかったでしょうか?

大変そうな仕事ではありますが、この仕事を楽しんでしている人も大勢います。

自分の裁量で仕事ができるので、責任感が強い方などはお勧めです。

コミュニケーション能力が高い人などは

仕事をしていて楽しいかもしれませんね。